キリンがくる日
著者 :志茂田 景樹
絵 :木島 誠悟
出版者:ポプラ社
出版年:2013/08
本体価格: ¥1,300 +税
キリンがくる日 (ポプラ社の絵本 (22)) 単行本 – 2013/8/6 志茂田景樹 (著), 木島誠悟 (イラスト)


あの、直木賞受賞作家でタレントの志茂田景樹
景樹さんの絵本です。
絵本の読み聞かせが子供たちに与える感受性。
その結果思考の偏りがなくなりいじめが減るという。
そして、声に出して読む大人にも、精神的に前向きになる効果があるという。
そんな絵本の読み聞かせを推奨している志茂田景樹さん。
この絵本は、動物園の存在意義を問いながら
動物がどうやって遠い国から日本へとやってくるのか。
私達が、街に作られた動物園で
生きている動物を見ることにどんな意味があるのか。
それを考えさせてくれます。
いつでも行けると思うと、なかなか行かなくなっていたけれど
久しぶりに地元の動物園に行ってみたくなりました。
園長さんが少年に語る、言葉に思わずほろっとしました。
生きようとする命の強さ。輝き。
そこから私達人間は何を学べるのか?
もしかしたら「生きること」その素晴らしさを思い出すために、大人にこそ動物園は必要なのかもしれない。
忙しく過ごしてしまう現実の中で
卑しくも、何かを成し遂げようと躍起になってしまうこともある。
けれどもどんなときも
シンプルに「生きること」その生命だけで動物も人間も輝いていると
そう忘れずにいたいものだ。