クリスマスには絵本を贈りたい。
毎年クリスマスのプレゼントは何にしようかと、考えるのは楽しい。
しかし、年末は仕事も忙しくてリサーチに時間が取れない!
けれど、大切な人が喜ぶ顔がみたい。
そんな願いを叶えてくれるのが、クリスマス絵本です。
絵本を贈るという行為は、
相手を想う気持ちがとっても伝わります。
毎年クリスマスがやってくるたびに読みたくなるような絵本。
ただ楽しいお祭りというだけでなく、クリスマスにとって大切な、分かち合う心をそっと思い起こさせてくれる絵本。
そんな素敵な絵本を5冊選んでみました!
サンタようちえん
作・画/ 上原 結子
出版社/ イースト・プレス
価格/ ¥1,400 +税
発行年/ 2018年
対象/3歳から6歳まで
サンタさんは遠い国からやって来る
陽気で不思議なおじいさん
というイメージを、子どもたちともっと身近な存在にしてくれる絵本です。
サンタみならいとして、
こどもたちが寄宿舎で過ごす日常。
かわいらしい、サンタようちえんの真っ赤な制服で
トナカイのお世話や
サンタになるためのお勉強。
子供を起こさずにそっとプレゼントを届けるための
「ぬきあし さしあし」の練習だってあります。
透明水彩で描かれた 優しくて あたたかな
サンタようちえんの世界。
自分と同じくらいの子供たちが
憧れのサンタになるために、サンタさんのお手伝いをしている。
きっと、自分にも素敵なことができそう!
というような、夢を抱かせてくれるお話です。
エルマーとサンタさん (ぞうのエルマー)
作・絵/ デビッド・マッキー
訳/ きたむら さとし
出版社/ BL出版
価格/ ¥1,200 +税
発行年/ 2010年
大人気「ぞうのエルマー」シリーズのクリスマス絵本!
ぞうの世界でのサンタさんは・・・
もちろん真っ赤なぞう!
仲間たちみんなで、ツリーを準備したり
かと思えば、なにもかも忘れて雪遊びしたり。
無邪気なぞうのこどもたちに、ほっこりします。
サンタさんを待ちわびて、どうしても姿が見たい。
そんなぞうのこどもたちの願いが叶う夜。
おとなたちがねむってしまったあとで
ドキドキで待っている。
サンタさんをひと目見られておおはしゃぎ。
とってもかわいいぞうたちのクリスマス。
ハネスうさぎのクリスマス
ハネスうさぎのクリスマス (世界の絵本) 大型本 – 2000/9 バーナデット ワッツ (著), Bernadette Watts (原著), 森山 京 (翻訳)
作・絵/ バーナデット・ワッツ
訳/ 森山 京
出版社/ 講談社
価格/ ¥1,500 +税
発行年/ 2000年
グリムやアンデルセン童話の挿絵を中心に
創作絵本も手がける、イギリス・ケント州在住の作家 バーナデット・ワッツ の
愛らしい森の動物達のクリスマス。
森のゆうびんやさんのハネスうさぎが
クリスマスゆうびんを配達にいこうとすると
抱えきれない量の荷物が。
うさぎやはりねずみ、フクロウ、リス、小鳥・・・
たくさんの森の仲間たちは、ハネスのために
バスケットを編んであげます。
それから荷物が増えるたびに、今度は
にぐるまを協力して作ってあげ、
最後には立派なそりまで。
ゆうびんのおしごとを頑張るハネスのため、
小さな森の仲間たちが力を合わせて、ハネスを助けます。
そんな、「誰かのために。」というクリスマス精神が、表されたすてきなお話。
いろとりどりのクリスマスの小包や、森の中の様子など、とってもかわいらしくて優しい絵にうっとりします。
クリスマス
作/バーバラ・クーニー
訳/安藤 紀子
出版社/ ロクリン社
価格/ ¥1,500 +税
発行年/ 2015年
コールデコット賞作家、バーバラ・クーニーが、クリスマスの歴史や習慣を伝えてくれる本。
絵本というより、分量的にも「本」という感じですが、
「クリスマス」とは一体なんなのか、知りたくなったときに、
とても簡潔に、世界のクリスマスにまつわる歴史やしきたりを教えてくれます。
イエスの誕生と
それ以前から各国にあった12月のお祭り。
それがどんどん統合されてクリスマスは、世界一有名なお祭りになりました。
どうして、各国のお祭りがクリスマスと一緒になっていったのか。
それは、太陽の恩恵に感謝し、
暗闇を灯すキャンドルの灯りに、希望を見出し、
家族と囲む食卓に心が温められていく。
そういった、人間の共通の幸せや感謝の気持ちが
沢山の国で自然と共有されるものだったからなのかもしれません。
メリークリスマス-世界の子どものクリスマス-
画家/市川 里美
文/ R. B. ウィルソン
訳/ さくま ゆみこ
出版社/BL出版
価格/ ¥1,800 +税
発行年/ 2018年
上記の「クリスマス」をもっとわかりやすくしたような絵本です。
実際に各国の子どもたちがどんなクリスマスをすごしているのか?
子供目線で、追っていけるのでより親しみを感じることが出来ます。
クリスマスプディングで祝うイギリス。
サンタクロース像がはっきりしているアメリカ。
アドベントカレンダーとろうそくでまちのぞむドイツ。
文字のケーキを焼くオランダ。
ウエハースを渡し合うポーランド。
クリスマスの朝にツリーをとりに行くフィンランド。
ビスケットやケーキなどオーブンでお菓子をたくさん焼くノルウェー。
ねどこの家族へ菓子パンとコーヒーを持っていくルチア祭を行うスウェーデン。
クリスマスの靴下に黒パンをいれたロシア。
暖炉の前に靴を並べプレゼントを待つフランス。
パネトーネというクリスマスケーキを食べるイタリア。
子どもたちがキャロルを歌いながら、街中を回るギリシア。
イエスさまの誕生物語をお芝居で演じるメキシコ。
バナナやマンゴーの木を飾るインド。
海にピクニックに出かけるオーストラリア・・・
1年に一度、
世界中が同じ日に、様々な祝い方で
祈りと感謝を捧げる。
世界一周したような気分で世界のクリスマスを覗いてみましょう。
とっておきのクリスマス絵本をみつけよう
クリスマスは、その当日はもちろん
準備する間もやっぱり、大人になってもわくわくする。
クリスマスソングのプレイリストを作ったり
クリスマスに見る映画を決めたり
今年のケーキは何にしよう?
あの海外ドラマのクリスマス回が見たくなる・・・
そんな、この季節だけの特別な気分の中に
毎年読みたくなるような
あなただけのクリスマス絵本が見つかりますように☆☆☆
さくらももこさんのコミックエッセイ
— すばら/読書者 (@subarashi_blog) July 9, 2022
「ひとりずもう上/下」(漫画)読んでます🍑
矢沢あいさんと比べて
「美人じゃなくても、
天才じゃなくても、
お金持ちじゃなくても、
他に何もなれなくていいから、
漫画家になりたかったな…」
というシーンがめちゃめちゃ刺さって…。
漫画家、なれてよかった! pic.twitter.com/YI8qEesnHi