~漫画編~ #ニコカド祭り2022 に5000円予算で参加してみた。
5000円予算で買ってみました。
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(購入したレシートをスマホで登録。後日図書カードNEXTのポイントとして還元されます。)
7冊。4960円(税抜)5456円(税込)
久しぶりにBLを4冊購入。
予算立てて、厳選するの楽しかったです。
店頭で試し読み冊子を見て、
好きな絵柄とかギャグ感のものを選びました。
少しでもこれから参加される方の参考になれば嬉しいです。
1冊目 メタモルフォーゼの縁側(1)[ 鶴谷 香央理 ]
2022年に芦田愛菜さん主演で映画化された漫画です。
夫に先立たれ、一人暮らしをしている75歳の女性が
ふと書店で表紙の絵が気に入って手に取ったことから
BLの世界へ・・・
書店で働くBL好きの高校生との交流がはじまる、という物語。
面白い漫画をよくおすすめしてくれる友人からのプッシュもあり
ずっと気になっていたので、今回購入してみました。
映画キャスト
佐山うらら:芦田愛菜
市野井雪:宮本信子
河村紡 : 高橋恭平(なにわ男子)
コメダ優 : 古川琴音
橋本英莉 : 汐谷友希
佐山美香 : 伊東妙子
ちまき : 菊池和澄
まさき : 大岡周太朗
花江 : 生田智子
沼田 : 光石研
2冊目 先生、今月どうですか 1 高江洲弥/著」
手で触れるとその人の視点から未来の場面が見えるという
紫(むらさき)は、実家の家業がアパートの大家である女子高生。
家賃の集金も行っているが、
アパートの住人の一人、売れない小説家・
彼と結ばれる未来を予知してしまった紫は
その未来が変わってしまわないようにこっそりと奮闘する・・・
こちらはタイトルと表紙に惹かれ、試し読みで
絵柄も好みだったので購入しました。
最初は、タイトルで編集者と作家の話かと思ったのですが(そういうのが大変好きなので。)
大家の女子高生が家賃を催促しつつも、
作家としても惚れ込んで応援しているという激萌の胸キュンストーリーです。
とにかく紫ちゃんがかわいすぎる!!
少女漫画チックなお部屋も可愛いし、
ヘアアレンジやファッションも
「りぼん」にでてきそうにポップでガーリーで刺さりました。
3冊目 ホテル・メッツァペウラへようこそ 1巻 (ハルタコミックス) [ 福田 星良 ]
単純に絵柄が綺麗だなと思ったのと、
フィンランド・ラップランド地方が舞台という
見たことのないシチュエーションだったので、
試し読み冊子を読んでみて、決めました。
試し読みは、なるべくしたい。
表紙の絵柄が好みだったのに、
それでもせっかく買ったし、
きっと絵柄って、歌手の方の声質とかと似ていて
目に、耳に馴染むかどうかってとても重要なんですよね。
だからこそ、ずーっとこの絵を眺めていたいなって思えるものや、
言葉選びの一つ一つが、
ホテルモチーフのおすすめ短編集
「短編ホテル」※集英社
「短編ホテル」気になりすぎて2冊買ってしまった短編集。旅行だけじゃない。パーティーを開催したり、住み着いてみたり、大事な待ち合わせだったり。喫茶店のようにまたホテルという場所もドラマが無限に生まれる上、日常のというよりは改まった特別の人間関係が育まれる。大沢在昌さんの錦上ホテルは pic.twitter.com/mBgXAOVsln
— すばら/読書者 (@subarashi_blog) August 30, 2022
久しぶりにBLを購入しました。
最近は、小説モードだったのでずいぶん新刊をお迎えしていなかった。
やっぱりBLからしか摂取出来ない感情があるんです。
私がBLに触れる前、周りの友人たち(特に年下の)が
どんどんBLにはまっていくことに、
なぜなのかと理由を聞いてみていたんですが、
女性(自分にとっての同性)がでてこないからいい、と言っていたんですね。
自分に照らし合わせて感情移入しなくて良い、傷つかなくて良い、と。
男女の恋愛ストーリーでは
知らず知らずのうちに、同性キャラと自分を重ねやすく、
「女性にはこういうことが求められている」とか
「こういう女性が好かれる」とか、意に反して日々曝されている
プレッシャーから開放されない。
もちろんBLを読んでいたって感情移入はするし、
うまくいかない展開にも、いびつな感情にも傷つく。
だけどそこにどこか一線があるから、くらいすぎないのかもしれない。
そして、BLの恋愛成就には
自分という存在を恋する相手に受け入れてもらえる喜びともう一つ、
自分の同性へ向かう恋愛感情という、普段は潜めがちになっているアイデンティティごと受け止めてもらえる
という、二重の深い喜びがあるんですね。
そこが、深く心に染み渡ってくる幸福感の理由なのかなと思って言います。
4冊目 小泉先生はみだされたくない(1) (B’s-LOVEY COMICS) [ はなさわ 浪雄 ]
教師×教師のラブストーリー。
小泉先生は、学生時代のいじめや陽キャからの攻撃がトラウマで
自身が教師になるにあたって、キャラ変し、
生徒たちにいじめられないようにと、取り繕ったチャラキャラで身を守っていた。
しかし同僚の鰐淵に酔った勢いで本当のことを話してしまい・・・
この作品は、恋愛ものとしても楽しいのですが
学生時代に嫌な思い出がある小泉先生が
なぜキャラ変してまで教師になって、学校という世界に舞い戻ったのかというその理由が、とても良かったです。
ーーーーーー以下ネタバレ注意ーーーーーーーーーーーー
確かに、自身が学生時代にうまくやって、楽しくてっていう
仲間最高!青春最高!人間ばかりが
学校に舞い戻って教鞭を振るうのでは、
どんどん、学校が合わない、影に潜んでしまうような子たちの居場所がなくなってしまう。
確かに周りで教師になった人たちの学生生活は、キラキラしていたし、
そういう人たちが描く「理想の学校」からもれていく生徒たちを救えるのは、同じ思いをしたことのある人間で、
そんな人が、仲間万歳!な職員室にいることも、大変なことだろうし、
やっぱり変革は難しいのだろうか。などということをかんがえさせられた。
5冊目 どうしようもない、ぼくの初恋。[ よも灯 ]
青春のもどかさしさを感じる高校生のラブストーリー。
女子からめちゃくちゃモテて、彼女が途切れないけれど
本人は至ってクールで、恋愛感情というものがわからないことが理由で
振られる武内。
その武内に片想いしていた子犬系男子の柚木は、
その隙を狙ってすかさず恋人候補に名乗り出る。
不器用な二人のもどかしくも甘酸っぱく一生懸命な日々。
柚木の健気さ、一途さがせつな可愛く、一気に心を掴まれました。
6冊目 スモークブルーの雨のち晴れ 1 (フルールコミックス) [ 波真田かもめ ]
今のところ、今回購入した角川フェアの中で
いっちばん出会いに感謝している本がこれです!
私の大好きな、大人の魅力あふれるシブい、インテリキャラと、
しっかりと人物の背景が描かれた世界に奥行きのあるストーリー。
恋愛だけじゃなく、そこに人生が描かれている。
購入の決め手は「翻訳家BL」というキーワードでした。
翻訳家という職業に憧れがあり、
翻訳家の方の著書や、村上春樹さんの翻訳に関する本も色々読んでいるのですが、
翻訳家を描いた作品というものは、まだ出会っていなかった。
翻訳家だったり、辞書の編纂者だったり、
自分には到底持ち得ない、一生かかっても足元にも及ばないような
「言葉」に対する知識量を持っている人への崇拝があるのです。
それも相まって、この作品の世界観がツボでしたし、
翻訳に関する豆知識や、言葉を扱う人間のあるべき誠実さ、探究心みたいなものも刺激される、まさに出会いたかった作品でした。
7冊目 思春期には目の毒です (フルールコミックス) [ しののめ ]
今回高校が舞台のBL多めでした。
こちらは、生徒×教師のラブストーリー。
上記の「小泉先生はみだされたくない」は
教師×教師
「どうしようもない、ぼくの初恋。」は
生徒×生徒
という組み合わせなので、
高校舞台のBLと言っても、様々な描き方があるのですね。
こちらは、生徒キャラも先生キャラもどっちも可愛いという
ほっこり感で癒されるBLです。
なんとも隙だらけで
目が離せない可愛い先生に
まっすぐぶつかっていく柴田くんのピュアさに心が洗われました。
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(他社出版)高校が舞台のBLが気になる方にはこちらもおすすめです。
注:ここから3作(水色部分)は他社(角川以外の本です。)
放課後のエチュード (ビーボーイコミックスデラックス) [ 昼寝シアン ]
高校生バレエダンサーの二人の恋愛。
バレエシーンのポーズや筋肉の描き方が
フェチズムにあふれており、とても美しいです。
恋愛だけではなく、バレエダンサーとして
悩んで、葛藤して、表現者として成長していく、
青春物語でもあります。
先に体から始まって
あとから心の交流がはじまる、一筋縄ではいかない関係。
バレエダンサーとしても、一人の人間としても
お互いを認めあっていく心の動きが描かれており
とても読み応えがあります。
いつか恋になるまで 上 ・下(バンブーコミックス moment) [ 倉橋トモ ]
幼なじみBLの最高到達点という作品。
兄弟同然に育った二人が、とても自然な流れで
体の関係を持ち始めるが、
正式に付き合うことはなく、彼女ができたり
それを気にしないふりをしたり。
けれども、お互いを想う真っ直ぐな思いは
日に日にほとばしり、不器用ながらも
少しずつ、「恋になる」までお互いの気持を段々と確かめていく。
思春期のデリケートな感情。
たった1つのすれちがいでもパリンと割れてしまいそうにもろい心。
それでも強くなれないままで、弱いままで踏み出していく
恋する人間の力。
甘酸っぱい青春を感じたい方にぜひおすすめします。
緑と楯 ハイスクール・デイズ /集英社/雪舟えま
求めているのは、本との多角的な出会い。
ツイッター・インスタで読書垢をはじめて、
読書の幅がどんどん広がっています。
面白い本をたくさん教えてくれるみなさんに本当に感謝しています。
ツイッターで流れてくる本と
インスタで流れてくる本は違うし、
大型書店で見つける本と
小規模の書店で見つける本も違う。
同じ書店チェーンでさえも
店舗ごとに、目に飛び込んでくる表紙、タイトルっていうのは全然違う。
自分の興味のありそうなものを探して行くのも楽しいけど、
よくこの本にたどりついたな、と思えるような
思いがけない出会いも楽しみたい。
今回はフェアに合わせて角川しばりで
どれだけ、面白い出会いがあるだろう?という興味から
選書してみました。
また各出版社しばりでの選書もしてみたいなと思います。
それによってなにか見えてくるものがありそうな気がします。
まだ知らない本が、この人生1回きりでは読み尽くせない本が
この世界にはあって、そのことが悔しいような嬉しいような。
書店に行くたびに感じるのは、いつもそんな宇宙的に広がる
本の世界の一部しか私は知らないのだという途方もない
だけどそのことにやっぱりワクワクせざるをえない特別な感情です。
あー早くまた書店に行きたいな。
背表紙です。#KADOKAWA#ニコニコカドカワ祭り#ニコカド祭り2022 pic.twitter.com/H1i7p5GHIu
— すばら/読書者 (@subarashi_blog) October 6, 2022