伊坂幸太郎さんの初エッセイ集です。
ご自身エッセイは得意ではないとおっしゃっておりますが、
今まで各所に寄稿したエッセイを10周年に本にまとめましょうと
推し進めてくれた編集者さんにも感謝です。
10周年でこのエッセイの単行本が出て、その5年後に文庫本化しているので、
文庫本の方は15年の軌跡、となっています。
2000年に受けた初依頼の「公募ガイド」への寄稿からはじまる。
この中の
「人の人生は、一回かぎりである。しかも短い。その一生を“想像力”にぶち込めたら、こんな幸福な生き方はないと思う」
出典:3652 伊坂幸太郎エッセイ集 (新潮文庫) [ 伊坂 幸太郎 ]
絵とは何か−河出文庫/バーゲンブック{坂崎 乙郎 河出書房新社 文芸 紀行 エッセイ 生き方}
こちらの、お父様から受け取った本(絵とは何か :坂崎 乙郎 – 河出書房新社)の一文に、唆されたという。
とても魅惑的な言葉だ。
やってやろう。と自信満々に賞に応募していた頃の蒼くアツい想いからはじまるエッセイ。
斉藤和義さんとのお仕事や、様々な作家さん同士の交流、
そして、「週末のフール」の制作秘話など、読み応えたっぷりなエッセイ集です。