あやなという、美に対して恐ろしく厳しい人間にみせた、
いびつなメイク。
あやなは思わずズバッと本当の事を言ってしまい翼を泣かせてしまう。
冷徹そうなあやなだが、泣かせたお詫びにと
自身のメイク論を駆使して翼にメイクしてあげる。
あやなは、うまくいかない現実にいつもイライラして暴言を履いているけれど、
「綺麗になりたい」という気持ちは
純粋に翼と響き合うものがあったんだと思う。
翼を含め、元々の顔立ちがいいのに、
そこまであやなが底上げするのに何百万もかかったのに
なぜそれを活かさない!という苛立ちもある。
そんなあやなが、死んでも体だけは売らないという
信念のもとデートを重ねるだけのレンタル彼女でお金を稼いでいることが婚約者光晴にバレる。
その時も、泣いて許しを請うなんてしないと決めている
潔いあやなが格好良かった。
そして、年齢も整形も仕事もすべて嘘だったと
光晴に告げ、最後に整形前の自分の顔を見せて
突き放すようにその場を去るあやな。
その後、客を裏引き(店を通さず直接会ってお金をもらう。)していることもバレてしまい、レンタル彼女の仕事まで失って雨の中立ち尽くすあやな。
そこに雪がそっと傘を差し出す。