教師×教師のラブストーリー。
小泉先生は、学生時代のいじめや陽キャからの攻撃がトラウマで
自身が教師になるにあたって、キャラ変し、
生徒たちにいじめられないようにと、取り繕ったチャラキャラで身を守っていた。
しかし同僚の鰐淵に酔った勢いで本当のことを話してしまい・・・
この作品は、恋愛ものとしても楽しいのですが
学生時代に嫌な思い出がある小泉先生が
なぜキャラ変してまで教師になって、学校という世界に舞い戻ったのかというその理由が、とても良かったです。
ーーーーーー以下ネタバレ注意ーーーーーーーーーーーー
確かに、自身が学生時代にうまくやって、楽しくてっていう
仲間最高!青春最高!人間ばかりが
学校に舞い戻って教鞭を振るうのでは、
どんどん、学校が合わない、影に潜んでしまうような子たちの居場所がなくなってしまう。
確かに周りで教師になった人たちの学生生活は、キラキラしていたし、
そういう人たちが描く「理想の学校」からもれていく生徒たちを救えるのは、同じ思いをしたことのある人間で、
そんな人が、仲間万歳!な職員室にいることも、大変なことだろうし、
やっぱり変革は難しいのだろうか。などということをかんがえさせられた。