SNSはこちら

嵐 5×20 ベストアルバム全曲レビュー④disc1 (14~16)

ジャニーズ

五人の声で「嵐」の色をさらに濃くしていく時代に突入

嵐の20年をシングル曲で振り返る全曲レビュー

やっとdisc1のラストです。

やっと5年分のシングル曲。

20年とはあまりに果てしないものだ

とひしひしと感じる次第です。

デビュー当時から続いていた

大野さんと櫻井さんの声のみソロパートがある

というスタイルが変化していきます。

(オリジナルアルバムは未聴のため、シングルでは、という情報に留まります。)

この時代にしか表現できない感情を

ひとつひとつ、音楽という記録に

残してきたその歩みを

累計売上2,009,637枚を超えついに200万枚。

ダブルミリオンを達成。

嵐の歴代アルバムセールス1位となった

嵐の20周年を記念したベストアルバム

「ARASHI5×20 ALL BEST!! 1999-2019」から

紐解くべくレビューしていきます。

⑭PIKA☆NCHI DOUBLE 2004年2月18日発売

作詞 SPIN  RAP詞 櫻井翔 作曲 森元康介

※嵐主演の映画「ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だから HAPPY」主題歌

嵐主演の映画「ピカ★☆ンチ LIFE IS HARD たぶん HAPPY」オープニングテーマ

歌詞はこちら→ PIKA☆NCHI DOUBLE 歌詞

デビューから約5年。

シングルとしてなんと初めて

5人全員のソロパートがあるという

かなり重要なこのシングル曲。

V6井ノ原快彦さんの少年時代を元に

制作された嵐主演映画第二弾の主題歌です。

第一弾の主題歌「PIKA☆NCHI」が

まだ何者でもない少年たちのゴツゴツとした感情を

ストレートにぶつけていたのに対し

この曲では、少し時間の経過を感じさせる。

一旦何者かになろうとしたが

現実の厳しさと対峙しながら

なんとか踏みとどまっているような

センチメンタルな内容にシフトしている。

最高の退屈な日々

出典 PIKA☆NCHI DOUBLE 作詞 SPIN  RAP詞 櫻井翔

というワードにすべてが詰まっている。

うだつの上がらない

ただ時間ばかりが過ぎていくような日々でも

今になって振り返ってみると

「最高に退屈だった」と言える時間があることは

きっと誇らしい。

大人になれば、なんだか生き方も上手くなって

その場その場をやりこなせるようになってしまう。

効率重視の、結果重視の生き方になりがちで

「退屈な」日々を自ら選ぶことは難しい。

何者でもなかった少年たちは

何者にも支配されないなんて自由な日々に生きていたのだろう。

そんなことに気づいてしまったスーツ姿の自分、というような人物像が見える。

だけど、ノスタルジックに浸るだけではない。

そんな僕らにかつてあった日々は

今もこの胸に刻まれている。

それを忘れないことが強さになる。

後半のソロパート。

相葉さん→櫻井さん→松本さん→二宮さん→大野さん

と5人で繫いでいく。

動き始めた列車の中に いつでも君はいるから

あの時あの場所で また会えるかなぁ

信じ続けた瞳の奥に いつでも僕はいるかな

海辺に咲いた花のように逞しく

ずっとこのまま 光よ 僕らの未来照らして 高く舞い上がれ

出典 PIKA☆NCHI DOUBLE 作詞 SPIN  RAP詞 櫻井翔

この歌い継ぎがかなりグッとくる。

4人が、つぶやくような問いかけを

最後大野さんがぐっとまとめて

強い願いのような気持ちにバーンとぶつけていく。

素晴らしい「嵐」ならではの連携プレーになっている。

最後の櫻井さん自身作詞のRAPパート

俺ら若すぎた ただ若すぎた

出典 PIKA☆NCHI DOUBLE 作詞 SPIN  RAP詞 櫻井翔

が切なさを際立たせてしめてくれる

こちらも読んでみる→「BRAVE」嵐とラグビーの共通精神”One for all, All for one”が共鳴した嵐史上最強ソングの誕生(音楽レビュー)

 

 

⑮瞳の中のGalaxy 2004年8月18日発売

作詞・作曲 藤井フミヤ 編曲 CHOKKAKU

二宮和也主演 テレビ朝日系ドラマ「南くんの恋人」主題歌

歌詞はこちら→瞳の中のGalaxy 歌詞

現在フジテレビ系ドラマ「ルパンの娘」で活躍中の深田恭子さんと 二宮さんの

かわいらしいほっこり恋愛ドラマ「南くんの恋人」主題歌ということで

嵐のシングルの中では

初めてといっていい王道のラブソング。

これまでは、己と向き合うような自我を軸にした内容が多かったが

この曲は藤井フミヤさんが手掛け、

天文の世界と恋。

夜空と君と僕。

かなりロマンティックなラブソングに仕上がっている。

歌い出しは、自身のドラマ主題歌でもあり二宮さんが担当。

どうして流れ星に願い事するんだろう

宇宙の彼方に消えてゆくのに

夜空の下 君がつぶやいた

願い事って儚いのかな

出典 瞳の中のGalaxy 作詞 藤井フミヤ

消えていくものに願いを託すことで

自分のその願いさえも消えてしまうのではないか。

という彼女の不安を「僕」は隣で聞いている。

さすが藤井フミヤさんというロマンティックさを感じるのが、

彼女が、流れ星を見てつのらせた淋しさを

しっかり受け止めて、

もしも君がこの銀河の中で迷っても

どこまでも どこまでも 小さな光を探すよ

そして僕は星座になって 君の傍にいるよ

出典 瞳の中のGalaxy 作詞 藤井フミヤ

と、同じく宇宙の世界に寄り添って

答えてくれる優しさ。

消えてしまいそうに迷い込んでしまう気持ちだって

僕が探し出してあげる。

星座のように、変わらない距離感で

そばにいてあげる。

と夜空をみて不安に感じた彼女の気持ちを

打ち消すように

宇宙をポジティブな意味に変えていく。

このホスピタリティに溢れたメッセージに寄り添い

5人の声も優しく慈愛に満ちた表情になっているところにも注目してほしい。

こちらも読んでみる→「BRAVE」嵐とラグビーの共通精神”One for all, All for one”が共鳴した嵐史上最強ソングの誕生(音楽レビュー)

⑯Hero 2004年8月18日発売

作詞 SPIN  作曲 谷本新 編曲 石塚知生

日本テレビ系 「2004アテネオリンピック」中継イメージソング

歌詞はこちら→ Hero 歌詞

「瞳の中のGalaxy」と両A面となるこの曲。

嵐初のオリンピックのテーマソングということで

エールを送る対象が明確にいる応援歌に。

これまでは、誰かを100%応援するというよりは

自分も頑張るよというニュアンスや

自分が立ち向かう姿勢を見せることで 応援していくような立ち位置だったが

この「Hero」では、100%応援する側に徹している。

「頑張れ!」

「応援してるよ!」

「勝つんだ!」

という励まし方ではなく

あなたはHeroなんだという

全幅の信頼を寄せる、新しい応援歌。

オリンピック選手に限らずとも

何かに打ち込み、前進しようとする人は

みんなHeroなんだよともとれる。

応援する側にまわりつつも

2番では

休むことも 止まることも出来なかった毎日

焦りながら 明日の夜明け待ってた

出典 Hero  作詞 SPIN 

と、嵐自身の日々に重なるような描写も

よりリアルな感情に導いてくれる。

そして、

あなたの夢はみんなの夢さ

出典 Hero  作詞 SPIN 

という名フレーズ

この年に嵐がメインパーソナリティを担当した

24時間テレビのメインテーマでもある。

オリンピックの開催期間に

何か自分も頑張りたくなったという経験はないだろうか

頑張っている人を見ると、掻き立てられる気持ち。

ずっとやりたかったことに挑戦しようとか

しばらく放置していた夢を動かそうとか

諦めない誰かを見ていると「立ち向かう」勇気が湧いてくる。

ながした涙 超えて ここに立つ

そのまなざしが 世界に勇気与えるHero

出典 Hero  作詞 SPIN 

気負わせるわけではなく、立ち向かうその姿が、すでに人を励ましてくれるものだというメッセージ。

そして今、嵐の存在こそが日本中、世界中のたくさんのファンにとってのHeroでもある。

未来の自分たちに言っているような予言にも感じる歌だ。

そして同時に、

人は自分のためだと思って頑張るよりも

それが他人のためにもなると考える時に

より力が発揮できるもの。

勝負の世界は、一人で立ち向かうしかないように見えて

実はこの先でともに喜べる人が多いほど

絞り出せる力がある。

人に与える力が、自らを助ける。

そんなふうに「みんなの夢」になってくれる Heroたちを称えながら熱いエールを伝えていく歌だ

詳しくは書評ブログ↓
アダム・グラント GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代(人生を変えた1冊)へ

おわりに

デビューから5年分のシングルが詰まった

disc1ですが、歌唱パートの割合の変化や

レーベルの変化など

ひとつひとつ順を追って聴いていくととても面白いものです。

とくに、やっと松本さん、相葉さんの声がはっきり聞こえた

「PIKA☆NCHI DOUBLE」では、

やっと揃った!感があり感動しました。

最近の曲では5人のパートがあることが当たり前のようですが

最初の5年はかなり大野さんと櫻井さんの声で引っ張っていたのだなあと、知ることが出来たことが大きな収穫です。

disc1だけで3週間ほどかかってしまい

20年分の全曲レビューの果てしなさに

若干遠い目になってきましたが

(しかもシングルだけで)

どのようにして今の嵐になっていったのか。

ぜひ紐解いていきたいと思いますので

気長にお付き合いいただけると嬉しいです。

こちらも読んでみる→「BRAVE」嵐とラグビーの共通精神”One for all, All for one”が共鳴した嵐史上最強ソングの誕生(音楽レビュー)

嵐“5×20″シリーズ第2弾、20周年のBEST CLIPS発売決定!

嵐20周年を記念したビデオ・クリップ集

「5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019」が発売決定。

6月にリリースした20周年ベストアルバムに続く“5×20″シリーズ第二弾はビデオ・クリップ集。

ベストアルバムと同様デビューシングル「A・RA・SHI」から2018年リリース「君のうた」まで

嵐シングル表題曲のビデオ・クリップ63本を収録!

嵐20年の音楽活動の軌跡を多彩な映像で楽しめます!

【収録内容/仕様】

・ トールケース

【収録曲】

※初回限定盤&通常盤 共通収録

1「.A・RA・SHI」
2「.SUNRISE日本」
3「.台風ジェネレーション-Typhoon Generation-」
4「感謝カンゲキ雨嵐」
5「君のために僕がいる」
6「時代」
7「a Day in Our Life」
8「ナイスな心意気」
9「PIKA☆NCHI」
10「とまどいながら」
11「ハダシの未来」
12「言葉より大切なもの」
13「PIKA☆☆NCHI DOUBLE」
14「瞳の中のGalaxy」
15「Hero」
16「サクラ咲ケ」
17「WISH」
18「きっと大丈夫」
19「アオゾラペダル」
20「Love so sweet」
21「We can make it !」
22「Happiness」
23「Step and Go」
24「One Love」
25「truth」
26「風の向こうへ」
27「Beautiful days」
28「Believe」
29「明日の記憶」
30「Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」
31「Everything」
32「マイガール」
33「Troublemaker」
34「Monster」
35「To be free」
36「Lφve Rainbow」
37「Dear Snow」
38「果てない空」
39「Lotus」
40「迷宮ラブソング」
41「ワイルド アット ハート」
42「Face Down」
43「Your Eyes」
44「Calling」
45「Breathless」
46「Endless Game
47「Bittersweet」
48「GUTS !」
49「誰も知らない」
50「Sakura」
51「青空の下、キミのとなり」
52「愛を叫べ」
53「復活LOVE」
54「I seek」
55「Daylight」
56「Power of the Paradise」
57「I’ll be there」
58「つなぐ」
59「Doors 〜勇気の軌跡〜」
60「Find The Answer」
61「夏疾風」
62「夏疾風」(高校生コラボver)
63「君のうた」