「BRAVE」嵐とラグビーの共通精神”One for all, All for one”が共鳴した嵐史上最強ソングの誕生

音楽

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”嵐×ラグビー” の意外な爆発力を体感するニューシングル!

嵐通算57枚目となるニューシングル

「BRAVE」

「日本テレビ系ラグビー2019 イメージソング」を担う今作。

そして、2020年の活動休止を発表してから初めてのシングルのリリース。

さらにラグビー経験者である櫻井翔がRapを書き下ろした。

シングルとしては2016年発売の「Daylight」以来約3年振りのRap書き下ろしとなる。

嵐とラグビー

その一見掛け離れたようなイメージをもつ2つの世界を結びつけるものとは?

9月20日(金)から開幕したラグビーワールドカップ。

この楽曲「BRAVE」が何倍にも熱く盛り上げてくれる理由を紐解いてみましょう。

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嵐 5×20 ベストアルバム全曲レビュー①disc1 (1~3)「A・RA・SHI」「SUNRISE日本」「HORIZON」

嵐史上最強の「力強さ」を体現した「BRAVE」

最近の嵐の楽曲イメージと言えば

ポップであったり、エレガントさ、希望溢れるメッセージ・ソングといった

どちらかというと人々を和ませていくものが主流だった。

だが今回この「BRAVE」では、己の限界に立ち向かい前へ前へと突破し前進するような

かなり熱量の高い力強さを見せている。

嵐と力強さ。

普段の彼らのイメージからは「闘争心」というようなゴリゴリの情動とは結びつきそうにもないが、

確実に20年このメンバーで音楽業界を、芸能界を生き抜いて来た、さらにはその最前線で期待に答え続ける日々は

やはり戦いの連続なのではないだろうか。

どうして、一見穏やかに見える彼らがそんな強さを持ち続けられるのか。

そこにラグビーと嵐が以外にも結びつく鍵がある。

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嵐 5×20 ベストアルバム全曲レビュー②disc1 (4~9)「台風ジェネレーション-Typhoon Generation-」「感謝カンゲキ雨嵐」「君のために僕がいる」「時代」「a Day in Our Life」「ナイスな心意気」

「WE」の力 One for all, All for one

冒頭から、畳み掛ける「WE」の連呼。

We’re gonna rock the world now

(中略)

We’re gonnachange the world now

(中略)

We never gonna look back

出典 BRAVE 作詞 Goro.T  Rap詞 櫻井翔

「BRAVE」歌詞はこちら

「僕らは今世界を揺さぶろう
僕らは今世界を変えに行こう
僕らは決して諦めたりしないんだ。」

この戦いが始まる前の、自らを鼓舞するような叫びは

「We」で挑んでいくという宣言でもある。

個の力。それはもちろん必須条件である。

けれどもラグビーというスポーツは特に

「チームの力」がものをいう。

1チーム15人という団体競技の中でも大人数のチームがどうしてまとまることができるのか。

それは「We」という共通認識があるから。

ラグビーというと大男というイメージがあるが、

実際には背の低い選手も細い選手もいる。

その選手の持ち味に特化してそれぞれが役割を果たす。

スクラムを組む大柄な選手から

小柄さを生かしてパスを出す人。

足の速い選手がパスを受け取って駆け出す

そのボールをもつ選手を守るために大柄な選手が後を追う。

このラグビーという忙しいスポーツの中では、

今ボールを持っている人を全力で助けるという意識が絶えずあり、自分だけの利益にこだわっている暇はない。

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「自己犠牲の精神」と言われるように

自己の利益ではなく、「We」の利益のために目の前の役割を果たすことで勝利を目指す。

「自己犠牲」といっても、自己をないがしろにするという意味とはまた違う。

そうやって今助けるべき仲間のためにと動き続けることで

結果、勝利を手にするのはチームの一員である自分でもあるのだ。

それは、ラグビーというスポーツから、我々が学び得る、生存戦略でもあるかもしれない。

一人では成し得ない大きな目標にも、チームの力で実現していく。

こちらも読んでみる→与えるか?奪うのか? 人との関わり方で成功する人 アダム・グラント GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代(人生を変えた1冊)

そんなチームの当然の一体感。

己が己がというような主張でなく

「チームとして高みを目指そう」というような姿勢。

それこそが、嵐の5人にも共鳴する生き抜き方なのではないだろうか。

嵐の強さは「We」で戦う「一体感」にある

今年はじめの、活動休止宣言。

その記者会見でもそれが顕著だった。

活動休止という決断に至ったきっかけが大野さんの意志であったため、

記者の質問は、時に大野さんを責めるような口調になることがあった。

しかし、そこですかさずメンバーが言い返す。

1人が受ける攻撃は、当然にみんなで跳ね返す。

その場面を見た時、今まで知らなかっただけで、

こういう場面は幾度となくあったのだろうな。と思わずにいられなかった。

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嵐 5×20 ベストアルバム全曲レビュー⑥disc2 (4~7)「アオゾラペダル」「Love so sweet」「We can make it !」「Happiness」

 

 

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嵐 5×20 ベストアルバム全曲レビュー⑥disc2 (4~7)「アオゾラペダル」「Love so sweet」「We can make it !」「Happiness」

それほどまでに、誰も躊躇することなくいつもやっているそれが当然のことというように仲間を守っていた。

逆に言えば、そんな戦い方が板についてしまうほど、5人が歩いてきた道のりは、

私達が普段見ている華々しさとは裏腹に険しいものだったのかもしれない。

そこに、「戦う嵐」をみた瞬間だった。

20年。同じメンバーで。

時に役者として、キャスターとして、バラエティで、歌手として、プロデューサーとして、

一人ひとりの役割を果たしてきた。

一人ひとりは、穏やかそうに立っているが

それが5人合わさったときに発揮される一体感から紡ぎ出されるエネルギーは、5倍以上のものがある。

その「力強さ」を思えば

嵐とラグビーという世界はなんら遠くない。

初期のような成り上がろうとする強さと 王者の風格

この「BRAVE」のような力強さをもつ楽曲は

実は初期にも存在していた。

5×20 というベストアルバムをレビューする中で、

嵐における「やさぐれスタンス期」というような時期があった。

まだ何者でもない青年が、なんとか未来をものにしようともがくような強さだった。

その、前へ前へと、上へ上へという
まだ何も形になっていない自分達だけど、
ここから足掻いて上へ行くんだという熱。

今回のBRAVEは、強さの種類がまた違う。

弱い自分を鼓舞するのではない。

自分の強さをわかった上で、立ち止まることなくもっとさらなる限界の先へともがいていく。

最前線で、守るものもない風にさらされながら
誰も見たことのない領域へと突き進んでいく。

それは、王者の貫禄にも見えるし

その勇ましさから漂う風格が、サウンド全体にも、嵐メンバーの歌い方にも表れている。

これは、以前レビューした五輪金メダル後の羽生結弦にも感じたことだが、

時代の先頭に立った者にしか、わからない悩みは必ずある。

こちらも読んで見る→羽生結弦が絶対王者になるまでのメンタルコントロールが鮮明に書かれた本「羽生結弦王者のメソッド」を読む(書評ブログ)

その立ち向かい方も、解決法も、教えられる人は限りなく少ない。

だから、同じ道 「same way」 に立つ5人でそれを受けて立ってきた。

こちらも読んでみる→羽生結弦はいかにして「夢を生きる」のか?インタビュー集にて自分の言葉で語られる絶対王者の内側(書評ブログ)

 

 

そんな前人未到の日々は、彼らを密かに強くしていった。

バラエティなどで見る平和で仲の良いムード。

その裏側には、どれだけの人に見せない努力があるのか。

少なからず、それを見せることはなくとも、彼らがこれだけ多くの人の心を惹きつける理由はそこにあるのではないか。

沢山のオーディエンスの期待に応え得るには、それと同じくらいの熱量が必要になる。

それは途方もない、膨大なエネルギーだ。

人間一人が出せるとは思えないような。

けれど、「We」で戦う彼らにはできるのだ。

参考レビューはこちら↓

嵐 5×20 ベストアルバム全曲レビュー②disc1 (4~9)「台風ジェネレーション-Typhoon Generation-」「感謝カンゲキ雨嵐」「君のために僕がいる」「時代」「a Day in Our Life」「ナイスな心意気」

嵐“5×20″シリーズ第2弾、20周年のBEST CLIPS

嵐20周年を記念したビデオ・クリップ集

「5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019」

ベストアルバムと同様デビューシングル「A・RA・SHI」から2018年リリース「君のうた」まで

嵐シングル表題曲のビデオ・クリップ63本を収録!

嵐20年の音楽活動の軌跡を多彩な映像で楽しめます!

【収録内容/仕様】

 

【収録曲】

※初回限定盤&通常盤 共通収録

1「.A・RA・SHI」
2「.SUNRISE日本」
3「.台風ジェネレーション-Typhoon Generation-」
4「感謝カンゲキ雨嵐」
5「君のために僕がいる」
6「時代」
7「a Day in Our Life」
8「ナイスな心意気」
9「PIKA☆NCHI」
10「とまどいながら」
11「ハダシの未来」
12「言葉より大切なもの」
13「PIKA☆☆NCHI DOUBLE」
14「瞳の中のGalaxy」
15「Hero」
16「サクラ咲ケ」
17「WISH」
18「きっと大丈夫」
19「アオゾラペダル」
20「Love so sweet」
21「We can make it !」
22「Happiness」
23「Step and Go」
24「One Love」
25「truth」
26「風の向こうへ」
27「Beautiful days」
28「Believe」
29「明日の記憶」
30「Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」
31「Everything」
32「マイガール」
33「Troublemaker」
34「Monster」
35「To be free」
36「Lφve Rainbow」
37「Dear Snow」
38「果てない空」
39「Lotus」
40「迷宮ラブソング」
41「ワイルド アット ハート」
42「Face Down」
43「Your Eyes」
44「Calling」
45「Breathless」
46「Endless Game
47「Bittersweet」
48「GUTS !」
49「誰も知らない」
50「Sakura」
51「青空の下、キミのとなり」
52「愛を叫べ」
53「復活LOVE」
54「I seek」
55「Daylight」
56「Power of the Paradise」
57「I’ll be there」
58「つなぐ」
59「Doors 〜勇気の軌跡〜」
60「Find The Answer」
61「夏疾風」
62「夏疾風」(高校生コラボver)
63「君のうた